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21世紀ダイアリー2.0.1

 旧サイト「21世紀スカイライン」の管理人だった私のブログ残骸。現在はムラーノ(Z51型)に乗り換え、はや10年。

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"The 21st Century SKYLINE"
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非公開
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切な系 中年スポーツセダンことV35スカイラインを愛でるサイト「21世紀スカイライン」を運営しておりました(過去形:2003年5月〜2022年9月迄)。このブログは当時のサイトと併用していた頃の内容です。

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大蛇がカッコ悪い理由

Photo by m_tsumugu.
光岡自動車のキワモノ車「大蛇(オロチ)」が22%も販売価格が下がったそうです。

光岡 オロチ の大幅値下げは工程改善にあり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090920-00000007-rps-ind
光岡自動車の『大蛇』(オロチ)2010年モデルの車両本体価格は、2009年モデルと比較して244万円安い878万円(標準モデル)となる。この値下げの理由を同社は、「工程改善と開発費の償却にめどがたった」と説明。

光岡の云う「工程改善」ってのは幾らナンでも言い訳として無理があるだろw。販売価格が22%も下げられるってことは、その工程改善で同等もしくはそれ以上のコスト削減ができたってことを意味するだろうから、もし本当にそんな”カイゼン”が出来たのなら現代の産業革命だわな。

そして理由のもう1つである「開発費の償却メドが立った」ってのは、こりゃ言ってはイカンのじゃない?だってそれ以前に買った顧客に対して、それだけ「吹っかけて売っていた」ってことじゃんかよ。そう思われない為にも価格ラインってのはある程度維持して装備面で差をつける等で調整しておかないと、元来その車両がもつ価値そのものが下がってしまうだろうに。プライスってのは相対的にも絶対的にも評価できるニュートラルなモノサシなんだから、それを大幅に弄るのは、まっとうな商売人ならやらんわな・・・だから、早い話、「限定400台の受注生産をかれこれ2年続けてきたけれど、まだ半分も捌けていませんから値下げてみました」が本音なのでしょうね。。。


さて、この大蛇だけど、ワタシの住む札幌でもたまに見かけます。んで、その度に思う。大蛇は写真で見るよりも

実 物 は も っ と カ ッ コ 悪 い 。

全幅は2mを超えるのに、ちっとも大きく見えない。平べったい・・・というよりも「薄っぺらい」。この薄っぺらさがカッコ悪さに直結してる。あと、デザインは全くワタシの趣味じゃ無いからどーでも良いんだけど、とにかくボディが浮いてるように見えてカッコ悪い。前輪に245/45/18、後輪に285/40/18の相応に大きなタイヤ&ホイールだけどボディ全体のウネリから目を移すとアンバランスな程に小さく見えて、タイヤハウスが間延びして見えちゃう。このアンバランスさは、トヨタのヴェロッサを見たときの違和感と同じ。ヴェロッサもモリモリ筋肉質なデザインだったけれど、そのボ
ディ流線とタイヤ&ホイールが全く以て不釣り合いだったが故にカッコ悪かった。

大蛇がいわゆる車好きのココロを掴めていない理由に、スペックの低さ(車重は1580kgもあるのに233馬力しか無い)がよく挙げられるけれど、それは本質的な問題じゃ無いと思う。じゃぁナニが本質か?って言うと、オリジナリティあるデザインなのは良いんだろうけれど、そこに必然性というか、機能的な面での必要性が無く、単純にデザインのためのデザインに陥ってるからだと思う。フェラーリが美しいのは何故か?無骨なGT-Rがカッコ良いのは何故か?そこには常に最高を求めるための”機能”が先にあって、それをデザインのチカラでうまく包み込んでいるから美しくもあり、カッコ良くもあるんだと思うのね。でも大蛇は違うもん。だから前述のように「とにかくカッコ悪い」。街中で見かけてもオーラが無いもの。内包する危険な香りがしないもの。だから魅力的じゃないんだよな。

なのに244万円下げるから、その見た目のようにナニもカモが余計に薄っぺらく感じちゃうよぉ。

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なぜHV車は人気なのか

Photo by Andrew Turner
空前のハイブリッド車ブームな昨今。ワタシ自身、以前からハイブリッド嫌いを公言している割に当ブログでも何度も取り上げているのがハイブリッド車です。ご近所の駐車場にプリウスが増える度にハイブリッド車ブームがホンモノのムーブメントであることを実感しつつあります。

・・・で、フト考えた。ナンでみんなそんなにハイブリッド車が好きなの?と。勝手な推測だけど、もしかしたら皆、本当に”クルマ”ってモノに飽き飽きしてるのカモしれない。だって20年前のクルマ・・・例えば1989年当時のBNR32(GT-R)だとか、初代セルシオだとか、あの頃から最近のクルマを比較して、なにか劇的に違うか?っていうと、あんま変わらないってのが正直なトコだと思う。1989年ってのはクルマ好きには忘れられない年という程、劇的なプロダクトが出てきたけれど、それ以降の20年ってのは、けっきょくは1989年からの正常進化に過ぎなかったような気がするんですよね。

そんなパラダイムシフト的orブレークスルー的な出来事が無いまま20年過ぎたら流石に誰だって飽きるんだと思う。そこに彗星の如く登場したのがハイブリッド車だと思う。もっと具体的にいうと2代目プリウス。初代はハイブリッド車であることを意識させないような既存のクルマに近い印象をわざと持たせていた感があるけれど、2代目プリウスは演出過剰な程に「先進的でしょ?未来っぽいでしょ?」な要素が満載でしたよね。2代目プリウスがあんだけ支持されたのは、あの”目新しさ”だと思うんですよね。1989年の延長線上を漂っていたクルマに飽き飽きしてた人たちが2代目プリウスに飛びついてムーブメントを巻き起こしたんだと思うんですよ。

で、その他大勢のクルマに飽きてきた人たちのココロも掴んだ。例えば「もう10年乗ったし、新しいクルマに買い替えるか」と思った人が乗っていたクルマって10年前つまり1999年に乗っていたクルマだから2代目セレナだとか、3代目セフィーロだったりするワケですよね。2代目セレナ乗りが、現行セレナに乗り換えたって基本的にはいままでと一緒。劇的に変わりっこしない。3代目セフィーロ乗ってた人が現行ティアナに乗り換えたって、そうそう劇的に変わるワケじゃぁ無い。・・・つまり、積極的に買い替えたいと思うような動機に乏しいんじゃないかな、と。「ああ、進化して良くなっているね」と予定調和な進化だけで目新しさが全然ない。

その点、新型プリウスしかり新型インサイトしかり、運転席に座ったときの感覚からして「なんかスゲーぞ」と思わせる過剰な程の先進性演出がある。なんか嬉しくなっちゃうくらいに目新しいのに、いままで乗っていたクルマの購入価格と同じくらいなんだもん。ちょっと欲しくなっちゃいますよね(笑)。

来年、日産はフーガやスカイラインのハイブリッド車を出すようだけど、きっとそれじゃぁ”目新しさ”は無いんだと思う。きっと消費者が求めてるのは、もっと一段越えた目新しさの近未来的フォルムと過剰演出を身にまとった「ハイブリッド専用車」なんじゃないかなぁ。・・・だとしたら、日産は本当に厳しい状況になるような悪寒。

HVブームはまだまだ続く

Photo by VossenWheels
金持ち連中のSNS「ゆかし」によると、金持ちはハイブリッドがお好きなようです。
http://media.yucasee.jp/posts/index/1166
純金融資産1億円以上の会員100人を対象にハイブリッド車をどう思うか?のアンケートを行った人気車種別ランキングは以下の通り↓

1位:「トヨタ・プリウス」64%
2位:「レクサス・LS600h」43%
3位:「レクサス・GS450h」27%
4位:「レクサス・RX450h」25%
5位:「ホンダ・インサイト」22%
6位:「トヨタ・エスティマハイブリッド」11%
7位:「トヨタ・クラウンハイブリッド」10%
8位:「トヨタ・ハリアーハイブリッド」9%
9位:「ホンダ・シビックハイブリッド」4%

とまぁ、ことごとくトヨタが独占。そりゃそうだ。これって凄まじいことだよね。金持ち連中の考える”付加価値”ってのが”走行性能”でも”デザイン”でも無く、”ハイブリッドの一択”なのが凄い。いまのところレクサスのハイブリッド車は既存車種の1ラインナップに過ぎないためかプリウスに押されている状況。例のレクサスからリリースされるハイブリッド専用車HS250hが出たら、こりゃトヨタ勢は完璧な布陣となりますな。

金持ちの行動ってのは回りまわってワナビーな中産階級を引き込むから、ハイブリッドブームはまだまだ続きそうですね。
(っていうか「ゆかし」ってまだ健在だったのか・・・)

新型レガシィ


Photo by Vision Automotriz Magazine.
実に6年ぶりとなる全面刷新を遂げたスバル・レガシィ。既にコンセプトモデルで姿カタチは察しがついていたとは言え、市販モデルをこうして眺めてみると、いろいろ感慨深いものがありますよね。ともあれリアも見てみましょう↓

ボディサイズが一回り大きくなり、排気量も従来の2Lから2.5Lに変更。だけれども価格は高くなってないのはエラい。デザインは・・・トヨタっぽいのは否めないなぁ。先代がスキっとした美しさを保っていたダケに、ちょっとゴテゴテ感が出ちゃったのかも。エンブレム隠したらどこの車か分かりにくいリアとか残念な気がしないでも無いような。

まず、そもそもレガシィってナンで人気があったんだっけ?と考えると、日本国内を考えるなら、程よいボディサイズと程よい排気量に程よい安価さ。なのに走行性能がバツグンだったから。ちょっと手元にデータが無いんだけど、おそらく日本国内では(街中で見かけるのは)2Lモデルが大半だったから、そこがウケていたに違いない。

ところが北米ではどうか?っていうと、2.5Lと3.0Lモデルのみなんですよね。そう考えると先代までのボディサイズは確かに競合他社車種と比較すると見劣りしちゃう。もちろんコンパクトなボディに3Lの強力なエンジンって売り方もあるんでしょうけれど多くの人にとってそーゆーのはマイナスに作用しちゃうんだと思う。でも日本じゃ「大きくなった」ってのが逆にマイナスに作用しちゃうことが少なく無い。「程よい排気量」と「程よいボディサイズ」の2つが少なくとも無くなってレガシィはチョット微妙な位置づけになったカモ。

ワタシ的にはボディサイズと排気量は大きい方が好み。だからレガシィの進化は「まっとう」だと思う。だけれども同時にレガシィとしてのポジショニングが失われたような気もしないでもない。ボディサイズと排気量を大きくするってことは、競合他車がゴチャゴチャひしめくところに打って出る訳ですよね。マークX、アコード、ティアナ、アテンザ、スカイライン。海外なら更にパサート、BMW3、アウディA4ってトコでしょうかね。これらをライバル車と捉え、真っ向勝負を挑むならボディサイズも排気量もアップしたのは正解でしょうけれど。

そして”もしも”敢えてこれらライバル他車に追随しない方向性で・・・つまり、2Lターボで頑張っていたら、レガシィは唯我独尊なポジショニングを得られていたのか??って考えるけれど、多分、それは”無い”ような気がする。もうこのクラスの国内市場じゃ食っていけんもの。つまり、レガシィが守ってきたポジショニングって実はもう廃れていたんだ、なんて話になっちゃう。

だとしたら、ライバル他車がどんどん大きく立派になっていくに”つられて”レガシィもそうならざるを得ないのは仕方が無い。でもそれらライバル車と勝てる存在なのかなぁ?もう十分に群雄割拠なプレイヤー大杉状態なのに。「レガシィ」はその名の通り「継承」することで(少なくとも日本国内では)ウケていた存在だったので、レガシィの今後が気になります。。。(B4もアウトバックも好きなので尚更)

日産、サターン買収に興味アリ?

CC Photo by Saturn_on_Flickr.
サターン。ものすごく久しぶりにこの名前を聞いたなぁ。GM再建の中で、サターンブランドが売り出されるらしい。そしてその買収話しにまたもや顔を連ねているのが我らが日産(苦笑)。

  日産、GM「サターン」に関心? ゴーン氏否定との報道も
  http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009050701000139.html
  47NEWS

サターンと言えば97年〜01年の僅か5年間だけ日本でもヤナセを中心に販売網がありましたよね。「礼をつくす会社、礼をつくすクルマ」なんてキャッチコピーだから当時は韓国車だと勘違いした人も居たとか居ないとか。北米では自動車ディーラーのセールスマンってしつこくて嫌!という人が多いようで、サターンは「しつこくない営業」とか「ちゃんとしたサポート」が評判となって売れたらしい。ワンプライスの値引き無し販売だから客側も駆け引きの気苦労が省ける。納車時にはポロシャツ姿で気さくなディーラーの営業マンたちが一斉に出てきて歌をうたってセレモニーまでしてくれたようですね。

日本じゃトヨタのような教育の行き通った立派なディーラーがあるので”礼をつくす”なんて言われてもウケはしなかったようで。なにより思うにクーペのSCが3ドアにしたアイデアは良いけれど「そもそもクーペとしてカッコ悪くね?」なスタイルで、ドアの枚数以前の問題で売れなかったような気が。けっきょく5年で売った車種は「SC」という3ドアクーペと「SW」というワゴンと、「SL」というセダンの3車種だけ(?)だったと記憶してる。販売網も日本全国に20店舗程しか無かったはず。ナニもカモがウケないまま静かに日本撤退となったようですね。

・・・でも、いま振り返ってみると、サターンの販売方法ってその後の国内ディーラーにも大きな影響を与えているんじゃなかろうか。たとえばワンプライス制。トヨタが導入して、その後も悪戦苦闘してるようだけれど、いまだ特定車種はワインプライス制がちゃんと残っている。ポロシャツ姿で親しみを出そうとするディーラー営業はネッツトヨタが行ってるし。納車時の”儀式”はレクサスがやってる。つまり、販売手法そのものは間違っていなかったんでしょうね>サターン

CC Photo by atomicshark.
さて、そんなサターンですが、いまでは北米とカナダで細々と営業している程度だそうで。Webサイトで車種構成を見ると、セダン、コンパクト、オープン2シーター、中型SUV、大型SUVと一通りのラインナップを持っているようで、どの車も写真を見る限りは悪くなさそうです。
CC Photo by Saturn_on_Flickr.
とりわけ主力セダン「AURA」は$24,000程度(=約240万円)と安価ですがスタイリッシュ。全体的に安いのにビンボー臭く無いのがサターンの良いところじゃないでしょうか。この「ビンボー臭く無い」ってのは重要なファクターだと思うんですよね。まして世界的リセッションな昨今、生活水準のダウンサイジングを強いられる人だって少なく無いでしょうし。また、お金を持っていてもクレバーな選択として身の丈にあった車をチョイスする人だって出てくるでしょうしね。


総じてサターンってブランドは、日産が買い取ってスケールメリットを発揮できるパートナーじゃぁ無いと思いますが、常に一定層の支持を集めるような、細々と生きながらえるブランドなんじゃないかな、と考えます。だからGMがサターンを売り出したら買収を検討する企業が多いのカモ。

アウディでYMO写真展

Photo by indy138
東京にある奇妙な建物、Audi Forum Tokyoで3月14日〜22日までの間、YMO(坂本龍一)の活動をおさめた写真展が開催されるようで。
ymo.jpg
http://www.audi.co.jp/audi/jp/jp2/Event_Information/rama_photo.html

しばらくは東京出張とかも無いしなぁ。残念。

ETC買う絶好のチャンス

Photo by Hyougushi
ご承知のように、車載ETC購入補助制度が12日よりスタートします。
http://moneyzine.jp/article/detail/135699/
自動車で5,250円の補助が出ますんで、ETC未装着車(=ワタシ)とかは絶好のチャンスじゃないでしょうか。一応、条件としては、

1:新規導入助成取扱店で車載器を買う
2:車両のデータを車載器に登録する
3:費用から補助額を引いた額を2年以上、2回以上の分割で支払う
4:申込時にアンケートに答える

の4つを満たす必要があり、転売房を防いでるようですな。車載機は店頭で1万円くらいか。うーむ。高速ってほとんど乗らないんだよなぁ。。。(北海道って高速道路網があまり整備されてないんですわ)。これをチャンスとしてETC装着してみようかなぁ。。。景気拡大の一助になれば幸いだしぃ。。。

フィットの購入層が見えてこない。

Photo by .inFocus
自販連によると、2月度の自動車販売台数は08年2月との比較で-32.4%の減少だったそうで。

2月の新車販売台数は32.4%減 自販連
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20090303/1024232/
ブランド別では、

ホンダ -21.1%
トヨタ -32.0%(レクサス-63.0%)
日産  -35.2%

という状況でレクサスは別として、日産の不振ぶりが際立ってきています。売れてる車の上位を見ても、フィット、パッソ、ヴィッツ、カローラ、、、、と続き、まさに小型車ばかり。その中でもホンダ・フィットの好調ぶりには目を見張るものがありますよね。

でも正直「なんでこんなにフィットが売れるの?」か全く理解ができない。
そして、なによりもフィットの購入層が見えてこない。

フィットはワタシの趣味&価値観に全く合致しないし、周りに乗っている人も居ないから、どんな人がフィットを買ってるのか皆目想像がつかん。でも、たしかに街中を見るとフィットだらけ、なんだよな。ホンダ車で走っているのを見かけるとしたらフィットとステップワゴンくらいか。アコードなんてマジで売ってるのか心配になるほど見かけない(苦笑)。

ちょっと気になって色々しらべてみるも、フィットの購入層は「男女とわず」「20〜50歳以上」とホンとオールマイティーに売れている。逆に言うと「これこれこういう層」という特定のターゲットが居ないように感じる。そりゃぁパッと思いつかんよなぁ。

・・・実にツマラン、くだらない車だな。:-p

この10年、クルマは進化したのかな?

鈴木正文氏をご存知の方も多いかと。そう、雑誌「NAVI」の元編集長で、現在は雑誌「ENGINE」の編集長を勤める”あの人物”。その鈴木正文氏のインタビュー記事が今から10年以上前の1998年に雑誌「WIRED 日本語版」に掲載されていた↓
(以下、雑誌「WIRED 日本語版」1998年11月号より引用)

「CO2排出量のうち自動車のものは10%から最大20%。
ほかの分野でも減らしていかねばなりません。
(中略)
CO2だけでなく大量生産、大量消費、大量廃棄という
三位一体の構造を打ち破るライフスタイルを採用する人が
増えるんじゃないでしょうか。
そのためには1回や2回、大きな不況が必要でしょうね。
”エコ不況”が来ますよ。」

当時はプリウスが発売され(97年10月)、エコに感心が高まりはじめた時期。鈴木正文氏は早い段階からクルマのCO2排出量削減に関心を示していたことは当時の「NAVI」読者ならご存知でしょう。

そして、鈴木氏の予想とは違ったカタチ(=米国発世界同時不況)で大きな不況を我々は迎えてるワケですが、その流れの中で大量生産→大量消費→大量廃棄という従前的なスタイルに疑問を持ち、新しいライフスタイルを採用しようという人が増え、それが尚更に不況の回復を遅くし(=付帯要因としてのエコ不況が起き)結果としてどうやら大きなパラダイムシフトになるカモ?という入り口に我々は立たされていたりします。そして、鈴木氏のインタビューでは上記の続きに、エコ不況後の世界として「もう普通の車では、よほどのことがないと快楽性とか享楽性は得られなくなるでしょう(中略)。クルマも”商品”ですから、新しい楽しさが生まれてくるとは思いますけどね」と未来予想をしています。

・・・さて、鈴木氏がこのインタビューを受けた10年後の世界にワタシらは居るワケですが、大変残念なことに(大きな不況は来たけれど)クルマの世界に「新しい楽しさ」が生まれる気配は一向に見えてきません。・・・そう、この10年、

ク ル マ は 殆 ど 進 化 し て な い 。 orz

鈴木氏も98年のこのインタビュー時には燃料電池車が2003〜2005年には実用化されてるハズ、と見ていますが残念なことに2009年を迎えた現在においてもその目処は全く立っていないのが現実。でも、大きな変革には何かしらの”外圧”が必要なもの。ちょうど今、世界を覆う大きな不況が外圧のようにショック療法的に効いて、クルマを大幅に進化してくれる可能性もあるカモ。だからワタシたち自動車愛好家は前向きに期待して待つとしましょう。。。

AudiのスーパーボウルCM


AudiのスーパーボウルCM。ジェイソン・ステイサムといえば映画「トランスポーター」。「トランスポーター2」ではAudi A8 W12 quattroをカッ飛ばしてましたよねぇ。

腕に光るはパネライのルミノール・クロノグラフ・デイライト。約80万円ってトコか。取引先の社長さんがパネライ好きで、お会いする度に違うモデルが腕に巻かれていたっけ。orz
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