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21世紀ダイアリー2.0.1

 旧サイト「21世紀スカイライン」の管理人だった私のブログ残骸。現在はムラーノ(Z51型)に乗り換え、はや10年。

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"The 21st Century SKYLINE"
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切な系 中年スポーツセダンことV35スカイラインを愛でるサイト「21世紀スカイライン」を運営しておりました(過去形:2003年5月〜2022年9月迄)。このブログは当時のサイトと併用していた頃の内容です。

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中国マネー到来は危機か好機か

北海道に住むと、よく「今度、北海道旅行に行くのだけれど、どこがオススメ?」と聞かれる。単に夕食のオススメ店を紹介するだけの時もあれば、そもそも北海道の「どの地域」「どのホテル」で「何をする」のがオススメか、といったプラン全体に及ぶこともある。
 
北海道観光における一番のネックは「大自然相手」な点に集約される。つまり、「晴れていたらXXが楽しめます」「冬でも片道1時間半です。ただし大雪になると何倍も時間が掛かります」系の気象状況に大きく左右される点だ。

だから、オススメを紹介するとき、常に「晴れていたらプランAだけど、悪天候でもプランBでリカバーできる」案を努めている。ただ、立地的な問題もあってプランBが成立しない魅力的なスポットもあって悩ましいところ(田舎すぎてプランA以外に代替となるスポットが近隣に無い等)。
 
  
そんな北海道観光の中で、私自身もリピーターで強くオススメできるスポットの1つに「トマム」がある。星野リゾートが再生を手がける「星野リゾート・トマム」だ。

星野リゾートといえば全国に素晴らしい施設を持つホテル業で有名だが、その星野リゾート・トマムが中国企業に売却されたと聞いて大きなニュースとなった。確かに、トマム好きの1人として「中国企業」との言葉に不安を覚えたのは確かだ。
トマムは冬のスキーがメインのリゾート施設。雪質の良さは世界屈指と云われる。夏は山頂から眺める雲海テラスが人気。ただ、そのいずれもが天候に大きく左右されてしまう。トマムの素晴らしいところは、悪天候時のプランBが備わっているところ。いや、実際はそのプランBだけを目当てに行ってもプランAに全く見落とりしない。
例えば冬のスキー。スキーは視界不良となるような吹雪ではとても滑っていられない。悪天候が収まる迄、ゲレンデ中腹の趣きあるカフェで温かいドリンクを飲むも善し。
  
天候が回復しないようなら、見切りをつけて施設内の広大なプールで常夏気分を味わうことだってできる。折角スキーを楽しみに来たのに・・・と残念がることも無く、気分を変えて猛吹雪の外界を眺めながらのプール遊びは、悪天候に負けた気持ちを逆転させるに十分すぎる。
  
施設内にはカフェやラウンジ、レストランも充実しているし、夜は素晴らしい眺めを愉しみながら美味しい料理を味わえる。プランBどころか、プランCもプランDも用意されているのがトマムの素晴らしさだし、その全てに美意識と快適さが備わっているのが星野リゾートたる部分だ。
 
そんな星野リゾート・トマムの中国企業売却について、代表取締役社長の星野氏が週刊 東洋経済 2015年12月5日号でインタビューに答えていた。要旨はこうだ。
 
・中国企業だからと騒ぐのは偏見。元々、米国ファンドが80%所有していた。
・ホテルの「所有」と「運営」は別ノウハウ。星野リゾートは「運営」特化。
・星野リゾート・トマムの運営は今後も星野リゾートが行う。
・家業であり実家の「星のや 軽井沢」でさえ売却し、運営に専念している。
・ホテルに投資したいし所有もしたいけど、運営はしたくない人の方が多い。
 
星野社長は「運営は星野リゾートが引き続き行うのだから何も心配は無い」と説明し「売り先がたまたま中国企業だったに過ぎない」つまり一貫して何か問題でも?という姿勢が印象的。
 
対してネット上では否定的な意見で溢れ返っている。「よりによって中国企業に!」「中国人を信じるなんて!」「中国人と韓国人は信じるな!関わるな!」・・・だいたい集約するとこのような嫌中といえる感情的な意見が目に付く。ただ、今後は日本に限らず中国マネーを中核としたスキームが増えてくるだろうし、ならばそのカネを拒否るので無く、むしろ好機とばかりに中国マネーを取り込んで活用してやるという意気込みこそ今の日本に必要なスタンスなのかも知れない。
 
北海道旅行でオススメのリゾートスポットは?
・・・うん、やはり、トマムを推したい。
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