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21世紀ダイアリー2.0.1

 旧サイト「21世紀スカイライン」の管理人だった私のブログ残骸。現在はムラーノ(Z51型)に乗り換え、はや10年。

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切な系 中年スポーツセダンことV35スカイラインを愛でるサイト「21世紀スカイライン」を運営しておりました(過去形:2003年5月〜2022年9月迄)。このブログは当時のサイトと併用していた頃の内容です。

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金融子会社を手放すトヨタ

CC Photo by Trynes.
トヨタが金融子会社のトヨタファイナンシャルサービス証券(以下、TFSS)を東海東京フィナンシャル・ホールディングスに譲渡するそうです。

トヨタ、証券事業を譲渡 東海東京証券と合併
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hotnews.aspx?id=AS3S2300S%2023092009

譲渡するのはTFSSのみ、とのこと。トヨタには沢山の金融子会社がありますが、整理すると主に以下の4社になります(国内)↓

(1)トヨタフィナンシャルサービス(TFS)
自動車ローンやクレジットカード「TSキュービックカード」の発行を行う
(2)トヨタFS証券(TFSS)
個人顧客向け資産形成サービス。証券発行など  
(3)トヨタアセットマネジメント(TAMCO)
法人顧客向け資産形成サービス
(4)トヨタアカウンティングサービス(TASC)
トヨタグループの経理等ファイナンス業務代行

今回、譲渡されるTFSSはターゲットが「個人向け資産形成」。トヨタグループに出資する投資商品として、いわゆる「トヨタファンド」を販売したことで有名な会社で、店舗もイオンに出展するなど、ちょっと他の証券会社とは違う趣き。飛ぶ鳥を落とす勢いだった頃のトヨタに投資したくとも「株はちょっと・・・難しいし・・・」という個人客がトヨタファンドを購入したようですが、昨今のトヨタ不振で損失を受けた人も少なくないようですね・・・なにせ基準価額が06年当時で約22,000円だったのが、昨年のリーマンショックで半額以下の約8,000円にまで減額。ここ最近でようやく約12,000円くらいまで回復してきているものの、それでも20,000円台をつけていた頃に戻るには、まだまだ時間が必要そうです。

自動車会社における金融子会社では、破綻騒動で大騒ぎされたGMの金融子会社GMACがローンの証券をバラ撒いていたのが問題視されていましたが、そもそも金融子会社の役割ってのは、GMやトヨタのような規模の大きな会社になると各子会社のファイナンスに際し、一箇所に集約して互いに融通・調整することでムダを無くそう、というのがそもそもの発想だったハズ。だけれども、限られた範囲での資金調整である社内ファイナンスより、潤沢な資金が行き交う社外ファイナンスのほうが全然儲かることに気付いた為、個人の資産形成とかに乗り出すようになったようですね。

そもそも金融が本業じゃない会社の金融サービスにどのくらいの商品力があるか甚だ疑問ではりますが、製造コストを血のにじむような思いで1円・2円・・・と原価を絞っている製造業からすると、机に座っていながらにしてン億円単位の利益をボンボン出せる(ときもある)金融会社ってのは、憧れだったのかも知れませんねぇ。。。(いや、キモチは分かるけどさ)

カネの成る木だったハズのTFSSも、金融危機後の今となってはリスク含みの面倒な存在に成り下がったのでしょうか。これまでトヨタという超優良成長企業の”後ろ盾”があったからこそ、個人資産を引き出せた会社だっただけに、もうそうした後ろ盾としての効果は期待できないってことでしょうかね、なんて思ったりもして。個人資産形成サービスを生業とするTFSS譲渡はなんだか印象深いなぁ、と感じました。

ちなみにこのTFSS、最近では「ハイブリッドカー・ファンド」(笑)なる投資商品を販売しているようで。いわく「時代の流れを捉え、ハイブリッドカー関連ビジネスで恩恵を受ける企業の株式を運用のプロが銘柄選定し、パッケージにしています」だそうな。気軽に1万円から投資できまっせ。ただし、購入時に手数料として2.10%取られるのと、持っているだけで信託報酬として年1.5%程取られます。参考までに、多くの投資信託はこうした手数料を差し引いた額以上の投資効果がなかなか得られないようですが、トヨタは年内にプリウスより割安な新型HVを販売するようですので、もしかしたらファンドも急騰するかもしれませんね~
(・c_・`)
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