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21世紀ダイアリー2.0.1

 21世紀スカイラインの管理人ブログ。現在はムラーノ(Z51型)を愛用している40代中年男性(苦笑)。

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デトロイトの復活を手放しでは喜べない



 CC Photo by Mike Boening Photography.

アメリカのレコードレーベル「モータウン」は、黒人音楽史において黒人だけでなく白人も広く楽しめる音楽へと転換させたレーベルとして重要な意味を持つ。
 
モータウンという奇妙なレーベル名は「Motown=自動車の街」と言うように、今でこそニューヨークに拠点を構えるものの、その発祥は1959年のデトロイトに遡る。公民権運動が真っ盛りなこの時代にモータウンはマーヴィン・ゲイやジャクソン5など重要なアーティスト達を次々と輩出。一躍、米国を代表するレーベルとなる。
 
そんなモータウンが発祥の地デトロイトを捨てたのは1972年。折しも1970年に制定されたマスキー法(排ガス規制法)の煽りでビッグ3が不振に陥り、街に失業者が溢れ白人中産階級がデトロイトを去った時と合致する。自動車工場に従事するブルーカラーの黒人が多い街で育まれた音楽レーベルは当の黒人達を置き去りにデトロイトを捨てたのは何とも皮肉だ。
 
その後のデトロイトの惨状は周知の通り。80年代には日本車との競争に敗れ失業者は雪だるま式に増加、90年代にはグローバル化の波で工場も次々と越境してメキシコに移った。治安は悪化し、デトロイト市警にはロボコップまで配属される始末。
 
そして遂に。街を支える自動車産業も音を上げる。2009年4月にクライスラーが、9月にはGMが経営破綻。続く2013年4月に市も財政破綻に追い込まれた。デトロイトは完全に死んだ。もう再起は無い、誰もがそう思った。
 
・・・しかし、デトロイト死亡記事から1年半後に奇跡的な復活を遂げる。
僅か1年半に!!!
 
復活の理由はこうだ。破綻により地価が下がり新興企業がオフィスを移転。ゼロ金利の住宅ローンにより移住者が急増。人の流入が増え飲食店など関連サービス業も急増。地元産業の自動車業界も中小部品メーカーが復活。税収は増加、財政破綻から脱した、と・・・僅か1年半に。
 
よくよく聞いていくと、話はそう単純では無い。実は中国マネーが暗躍しているという。まず中国の資本グループがデトロイトで死に体になっていた中小部品メーカーを次々と買収(その数は数百に及ぶとの話も)。更に底値に落ちたデトロイトの土地を買い漁っているという。中国マネーというカンフル剤を手にしたデトロイトの経済状態は急速に回復したそうだ。
 
だが考えて欲しい。中国企業傘下となった部品メーカーのノウハウを中国企業はごっそりと持って行く。中国の最大手の自動車部品メーカー・万向集団(ワンシャン)も買収側企業の1社だが、彼らはデトロイト復興の為に部品メーカーに資本投入したのでは無く、自らの利益の為に行ったのだ。そう考えると、目先の中国マネーに踊りデトロイトが一時的に復活したとしても、遠く無い将来に本当の意味での「死」を迎えることになるのかも知れない。
 
「What's Going on」(いったい何が起きているんだ!?)
モータウンを代表するアーティストのマーヴィン・ゲイが歌ったように
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